大山 標高1729m
 
  2013年6月1日 鳥取県にあり、中国地方の最高峰である、大山(だいせん)に登りました。2005年以来です。《伯耆富士(ほうきふじ)》と呼ばれ、身近な存在と思っていましたが、はや8年! 本日は、『山開き』なので、登山グループ・若者たち・家族づれ・・と、大勢の人々が登って(追い越して)行きます。皆に愛されている山だと、実感しました。
  日本100名山。 新日本100名山。 1709m(弥山
8合目付近から左方の北壁を眺める。 10:02
溝口方面から眺める『伯耆富士』  14:29

大山・登山地図
 
駐車場から夏山登山道を登っていく。僧坊跡や阿弥陀堂など、山岳宗教の歴史を感じながら、木の階段を登っていく。1合目という表示でも、「もう疲れた!」。 新緑に包まれて登る。タニウツギのピンクの花。下を向くと、クルマバソウやユキザサの白い花が雨に濡れている。3合目あたりから立派なブナ林。5合目を過ぎ、“行者コース分岐”を越えると、6合目。
駐車場横の看板・・中国自然歩道。
7:22
新緑の中、夏山登山道を進んでいく。
7:38
ここが・・・一合目! すでに階段疲れ。
7:40
新緑の中、木階段が続く。
階段整備した人々の苦労を思いつつ、脚が痛む。
7:55
家族連れ・・子供にも抜かされた!
7:59
きれい! 《樹の花 タニウツギ》
8:31
標高1200m  8:43 5合目にある“山の神さん” 
8:53
行者谷分かれ。 頂上まで、あと1.4km 
9:00

6合目から、下方を眺める。
9:29
 
6合目からの尾根道は、下方には《日本海・中海・米子市街》などの景色が拡がり、左方には《絶壁の北壁》が続き、コイワカガミなどの高山植物が見つかり・・・階段での疲れを忘れさせてくれる。8合目を過ぎて、ダイセンキャラボクの純林が現れると、頂上台地。山頂へと続く木道の先が、弥山・山頂だ。 神主さん等が山開きの行事で、安全祈願。
6合目過ぎ、左方を見ると・・
北壁が切り立つ。 9:38
7合目! 9:40
眼下には、美保関や中海がくっきり。
9:49
歩いてきた登山道を見下ろすと・・
新緑の尾根道に、登山客が連なる。 
9:55
なんと!《高山の花 ツガザクラ》が、岩間に。
9:59
8合目目指して、登っていく。 10:02
登山も終盤。尾根先をぐるりと回っていく。
10:14
“ダイセンキャラボク”の純林の中、
木道を進む。左方には、切れ落ちた崖。
10:18
頂上まで500m。 周回木道の分岐点。 
10:19
“ダイセンキャラボク”の純林の上、
頂上へと、木道を進む。 10:26
一番奥の人がいっぱいの場所が弥山。
手前が避難小屋。 10:36


弥山頂上。 
山開きの儀式が行われている。 10:52
 
頂上避難小屋で昼食休憩の後、下山。 登ってきた道を下り、6合目を少し下りたところの《行者コース分岐》を右折。やはり木段を下ると、元谷へ。 元谷からは、あの北壁が圧倒的な迫力で拡がる。 崩れが発生する音が、あたりに響く。
“ダイセンキャラボク”の
純林の上、木道を下る。 11:26
湧き上がる雲の向こうに、日本海と
中海が見える。 11:30
下山の木道のすぐ横も、崖崩れ! 
11:36
《高山の花 コイワカガミ》 きれい!
11:49
6合目を過ぎ、“行者谷分かれ”から、
元谷方面に下りていく。木段ばかり。
12:41
新緑に包まれて、木段を下りていく!
12:48
ひたすらに、新緑の中を下っていく。
13:03
元谷を渡る。 
これは、すべて北壁が崩壊した土砂。 13:16
 
元谷へ下山後、大山の北壁を見上げる。 13:18

 
 雄大な北壁の真下にある元谷を渡って、登山道を下っていくと大神山神社奥宮。 大神山(おおがみやま)とは、大山の古名だそうで、昨夜は、山開きの前夜祭が行われた。 ここから参道を下り、大山寺の鳥居を横目に直進すると駐車場。
大神山奥宮
(昨夜は、ここで山開き前夜祭が行われた)
13:49
大神山奥宮入口の鳥居。
13:54
吉持地蔵 (大神山奥宮への参拝道沿い)
13:59
見えるのは、大山寺の山門
14:06

出雲は神話にも登場する古い国で、大山は昔から人々が崇めてきた山である。しかも、中国地方の中にあって、”図抜けて高く、秀麗な容(かたち)を持っている”山である。さらに、頂上付近の崩壊のみごとさ。”北壁が夕陽に染められた時の美しさは、古陶の肌を見るかのようであった。南壁は晴れた朝の陽で見た。脆い崩壊の一つ一つがクッキリした影を持ち、その上に尖ったピークが突っ立っている。”頂上近くには、特別天然記念物のダイセンキャラボクの純林がある。
 
2008年2月11日 スノーシューの体験ツアーで、大山に
    行きました。大山は、見る角度によって、全く違う姿を
    見せてくれます。今回は、東南・西・北から遠望しました。
    西側(溝口町付近)から見る姿は、伯耆富士(ほうきふじ)。
東南から見た、大山の雄姿
(SAひるぜん高原から) 10:45
西方から見た、
《伯耆富士・大山》 (高速・米子道にて)
11:08
雄大な、大山の北壁(大山寺駐車場より) 11:43

2005年5月5日に、大山(だいせん)へ登りました。
大山は、古くから信仰を集めていた山で、出雲富士とか、伯耆(ほうき)富士とか呼ばれています。
見る方向によって、その姿が全く異なり、それぞれの名前のつけ方に納得・感動しました。
  《見る方向》を変えた、写真です
蒜山PSから見た大山・南壁側 米子中心部から見た大山(出雲富士の感)
18:26a

米子側から見た大山(出雲富士の感)6:54
ブナ林の新緑を登る8:10a
花シリーズ
 こんなところに、コイワカガミが・・と言いつつ撮った写真を集めてみると、結構色々。まだ、本格的な花のシーズンではないのに・・・。資料を見てみると、大山は、花でも有名だったのです!大山の山頂に立つと、登ってくるときの北壁と同じように南壁も、崩落状態。ペーパーナイフのような尾根なので吃驚しました。新緑のすがすがしさと、自然のすごさを見てきました。
登山道の横にな〜と《コイワカガミ》が!
8:18
ブナ林の新緑に《オオカメノキ》の
白い花が映える8:21
登山道の側面に《コミヤマカタバキ》
の白い可憐な花が8:30
ブナ林に《コブシ》の花が8:59
6合目の残雪を登る9:59 もうすぐ9合目。疲れています!10:12
階段の下には《ダイセンキャラボク》の純林!
10:42a
山頂だ!
(山岳パトロールの人に撮ってもらった)10:54
南壁も(左右とも)崩落進む尾根10:56 ここにも《ショウジョウバカマ》
温かい場所なので11:56
《ダイセンヒョウタンボク》12:07 登山道で楽しませてくれた《ミヤマスミレ》
13:18
壮大な大山 北壁10:56
《ジンチョウゲ》13:44 溝口町側から見た“伯耆富士”大山14:58