日本100名山 光岳
光岳は南アルプス最南端の山であり、その読みは独特な響きを持って登山者の心をくすぐる。南アルプスではこの山より南に2500m以上の山はない。光岳のハイマツは日本最南端といわれており、植物学的にも意義のある山である。頂上付近には牧歌的なセンジヶ原が広がる。
2008年8月16日 南アルプス・最南端の名山、光岳(てかりだけ)に
  登りました。 
  聖岳から上河内岳、茶臼岳と続く縦走の仕上げです。
  “曇りのち雨”予報だったのが、快晴になりました。
  青空の中での南アルプス歩きを、実感してください。
光岳・山頂から、西方の加加森山・池口岳を遠望。中央白く輝くのが、光石 11:03

南アルプスにあって、ほとんどが3000m級の100名山にあって この光岳は、2591m。 なぜ?と思っていましたが、遠方から見てみて納得。どっしりした、この山体は、風格十分。 雲の通り道のようです。それも、名山の資格ありと思われる。
聖岳:南西を振り返り、遠望。 
雲がとれて、光岳の山頂が顔を出した 7:16
聖岳:南西に、明日登る、光岳が、くっきり 
(聖岳山頂から) 7:48
聖岳・山頂から、上河内岳・茶臼岳・光岳の峰々を遠望(今から歩くのだが) 7:48
茶臼岳から、光岳(雲がとれかかっている)を
遠望 6:03
あれが、光岳 
(易老岳にむかう、シラビソ樹林帯から) 7:31
光小屋付近の景色。歩いてきた、センジュケ原を眼下に。イザルケ岳が右手。 11:39

茶臼小屋から、日の出の富士山が見えました。 上を見れば、青空! 知らず知らず、早足になっていました。 日本300名山の茶臼岳では、北方に聖岳・悪沢岳などのきりりとした雄姿を見ることが出来ましたヨ。 光岳は、相変わらず“雲の通り道”になっていましたが易老岳付近では、くっきり!
青空だぁ! 茶臼小屋を出発。 
木階段を登り、分岐へ 5:26
茶臼小屋分岐から、茶臼岳
(日本300名山)を目指す 5:33
独特の岩が林立する、茶臼岳 5:42 茶臼岳山頂(2604m・日本300名山) 5:50
茶臼岳山頂から、聖岳(中央)を遠望。
(右・上河内岳、左・兎岳)遠くに、悪沢岳 5:52
茶臼岳山頂から、今から登る光岳を遠望
5:54
茶臼岳から、光岳に向って、出発 6:03 茶臼岳から、ハイマツ林を下り、仁田池 6:13
まぶしい朝日を背に浴びながら、湿原を進む 
6:22
ハイマツ稜線の尾根道。 
もうすぐ仁田岳分岐がある、希望峰 6:25
シラビソ樹林を、易老岳目指して進む 7:17 あれが、光岳 
(易老岳にむかう、シラビソ樹林帯から) 7:24
シラビソ樹林帯を行く。下草のシダが、美しい 
7:51
易老岳(いろうだけ)2354m。 
樹林に囲まれた小広場。 リュック詰替え 8:01

シラビソの樹林に囲まれた小広場、易老岳(いろうだけ)に荷物を置き、軽いサブザックで、光岳を往復。 立枯れの樹林帯を通り、涸れた沢すじの急坂を登るとイザルが岳のふもと、“静高平”に到着。 そこからは、亀甲状土が見られる、センジュが原の木道を渡ると、光小屋。 光岳山頂は、すぐ。 青空の下で、楽しい歩き・・でした! 
軽くなったサブザックで、光岳を目指す
8:27
おぉ〜。 近くなった光岳を仰ぐ
(易老岳過ぎのシラビソ樹林より) 8:29
シラビソ樹林帯の空間、草原を、光岳に進む
8:46
立ち枯れのシラビソ樹林帯から、
光岳(奥)を望む 8:48
苔むしたシラビソ樹林帯の中を、光岳に向う 
9:35
岩が大きくなり、谷間の登りに入る 9:40
枯れた沢筋の急登を行く。 
青空の空間が大きくなってきた 10:08
急登も過ぎ、おだやかな登りに
(左・イザルが丘) 10:09
静高平(お花畑と、水場)に到〜着 10:10 静高平にて十分休憩後、光岳をめざして進む。
脚軽し 10:25
センジュが原に到着。
(イザルが岳は、ここから往復) 10:30
センジュが原の木道からふりむく。 
後ろの山が、イザルが岳。 10:31
黒く影になると、亀甲状土がわかるでしょ。
(センジュが原にて) 10:36
青空の下、きれいな光小屋 10:38
青空のもと、光岳山頂に向かって進む 10:48 光岳・山頂に、到〜着! 10:56

光岳・山頂は、樹林に囲まれた広場である。 そのすぐ横の展望台に立ち、名前の由来となった光石(てかりいし)という石灰岩塊を見ました。 山頂付近・光小屋付近からは、イザルが岳までの巨体を俯瞰。 残念ながら、聖岳は、上半身が雲の中・・でしたが、それだけにその大きさを感じました。この展望は、最高!
光岳・山頂 にて、記念撮影 11:00 光岳・山頂横の展望台。 
四等三角点がちょこっと 11:02
あれが、光石。 後ろが、池口岳。 
(光岳・山頂展望台より) 11:03
光岳・山頂付近から、歩いて来た東方を遠望
(中央に上河内岳、その右に茶臼岳) 11:07
聖岳は、雲の中 (光岳山頂付近より)
11:08
雲海に浮かぶ富士山。 手前の白い山頂は、
イザルが岳。 (光岳山頂付近より) 11:09
ぼんやりと、自然を満喫する人々
(光小屋上の尾根) 11:30
コーヒー! 美味し〜い! (光小屋・広場)
11:32
光小屋上の尾根から、周りを俯瞰 
(右・イザルが岳、中央・センジュが原。後方に富士山)
11:39
右下の水場に降りていく人がいる
(お花畑がありそうだ) 11:44


ゆったりと、山頂付近の空気を味わったのちは、もと来た道を易老岳へ。 やれやれ、荷物をリュックに詰め直しです。 易老岳から、易老渡へは、標高差1500mの尾根道を急降下。途中からは、ブナ・ナラの広葉樹林帯。カエデの樹林に。浮き石の落下に気をつけながら、根っこにすべらないように、シラビソ樹林帯を下っていきました。最後の吊橋に来たときには、脚つりそう・・・デシタ。
下山開始。 センジュが原。雲が増加
(右手に、イザルが岳) 11:55
もと来た、“涸れた沢道”を戻る 12:10
樹林帯を、もとの易老岳に向う 12:35 シラビソ樹林とダケカンバ樹林の混じる森を、
易老岳に向って、戻る 13:18
やれやれ、易老岳に到〜着 13:42 易老岳で休憩後、易老渡に向って下山開始 
(標高1500mの下りダ) 13:59
下山開始すぐ、急坂。
(さすが、標高1500m下り) 14:08
急な岩場を下る。 14:16
シラビソの若木が大きくなって、
かきわけながら下る 14:54
落石に注意しながら、急坂を降りる。
15:22
面平では、檜の自然大木が見られた
15:53
カエデの広葉樹林を下っていく。急坂である 
16:25
荒れた急坂。 ロープを手に崩れた道を進む 16:56 この吊り橋を渡ると、易老渡の駐車場だ 17:00
易老渡の駐車場に渡る吊橋から下を見る。
(赤石がゴロゴロ) 17:01
易老渡の吊橋。 入口 17:01