関西100名山 五大尊岳
2010年11月28日 昨日歩いた(熊野本宮大社・奥宮)玉置神社から大峯・奥駈道(おくがけ)が続き、最終終着点の熊野本宮大社へ至ります。本日の歩きは、玉置辻から、五大尊岳(ごだいそんだけ)を越えて、熊野・備崎橋への13km。 標高は、だんだん下がっていく・・はずなのに、ピークを登ったり、下ったり。熊野川を望む展望の良い尾根道から、旧熊野本宮があった中州(大斎原・おおゆのはら)の大鳥居が見えたときは、感激しました!でも、そこから到着まで、まだ1時間以上。
関西100名山。 825m
五大尊岳・北峰! 10:36
昨日からの連続。玉置辻から熊野本宮へ向けて、約13kmの出発だ。 まずは、大森山へ。大森山・山頂は、1078mだが、そこから10分ほどで《大水の森》があり、三等三角点はそちら、1045m。大森山・南峰と書かれている。本日は好天なれど、霞んで展望がきかない。

1玉置辻から、昨日登った“宝冠の森”を遠望 7:39
五大尊岳:地図 いよいよ、玉置辻から熊野本宮への
奥駈道を出発 7:41
玉置辻からの奥駈道は、山腹を削った道だ。
大森山を目指す 7:43
上部・左は、世界遺産のマーク。
右は、奥駈道のマーク。 7:59
手入れされた杉林の中を、登っていく 8:02 広葉樹林。落ち葉の道を登っていく 8:12
杉の倒木が道をふさぐ。 もぐりこむ 8:34 坂を登ると・・大平多山との分岐。小休憩。 8:36
左は広葉樹林、右は杉林の、登り 8:55 晴れてはいるのだが、景色は霞んで・・
墨絵のようだ 8:56
大森山・山頂 (1、078m)風景 9:04 三等三角点。 大森山・南峰(1044.9m)。 
(大水の森にて) 9:18

落ち葉を踏みしめての下り・登り。五大尊岳・北峰へは、松の根っこに足を置いての登り! 山頂には、不動明王像があり、大峯・奥駈道(おくがけ)を歩いていると実感する。北峰から下って、また急坂を登り返すと南峰。だが、ここには期待していた標識はなく、木札のみ。
大森山・南峰から、五大尊岳を目指す。 
右は杉林。左は広葉樹林。 9:19
ここから、急な下り道となる 9:29
がさがさと、落ち葉を踏みしめて、
山肌を下りていく! 9:36
左・三井寺の看板がある分岐。 
これを右に進む 9:52
杉の根っこに足をかけ、尾根道の
急坂を登っていく 10:04
尾根道の急坂は、
松の木・広葉樹となる 10:17
やっと登ったと思ったのに・・
シャクナゲの木の横の急坂下り 10:22
またもや、尾根道の
登り返しだ 10:23
滑りやすい落ち葉に注意して、
急坂を登っていく 10:27
五大尊岳・北峰に到着!
 写真撮影で皆忙しい 10:30
五大尊岳・北峰から一旦下りながら、南峰を見上げる。 10:37
稜線を歩いて・・・ 10:43 また登り返すと・・五大尊岳・南峰! 10:52

五大尊岳・南峰からは急降下・・。鞍部を登り返し・・尾根道を歩く。行場・金剛多和の宿跡を過ぎ、松林を登っていけば、大黒天神岳 (579m、二等三角点)。
五大尊岳・南峰から、滑りやすい
落ち葉に注意しながら急坂を下りる 10:57
《山の花 リンドウ》
(落ち葉が暖かくて、咲いたのか?) 10:59
急坂の尾根道下り。 
注意しながら下りていく 11:01
平らな山の巻き道を進んでいく。 
この後、曲がったところで昼食 11:21
昼食休憩後、アセビの木が多い明るい道を
どんどん下り基調で進んでいく 11:57
シダ類が多い道を歩いていく
12:02
金剛多和の宿跡に到着 12:07 金剛多和を過ぎ、明るい松林の中を進む 12:11
ここから登りだ 12:16 大黒天神岳(578.6m)山頂 12:29

大黒天神岳を過ぎ、展望の良い山腹の道を進む。うららか。季節はずれのもちつつじの花が咲いている。ウバメガシの樹林を進んだり、すすき原から熊野川の蛇行を眺めたり・・と、飽きが来ない。落ち葉も真っ赤な紅葉の宝篋印塔で休憩。吹越峠手前では、旧熊野本宮のあった中州(大斎原・おおゆのはら)の大鳥居を見下ろして、歓声を上げる。
展望の良い山腹の道を進む。 12:43 ウバメガシの樹林の中、下りていく 12:51
ススキ原の向こうに、ゆったりと流れる熊野川 13:12
宝篋印塔に到着! 13:17 宝篋印塔の紅葉が、き・れ・い! 13:17
山在峠・宝篋印塔。 赤い紅葉の落葉が美しい。 13:29
本宮・七越峰方面は、こちら 13:29 このまま林道を下りるのかと思いきや・・
またもや登り 13:30
杉木立の尾根を登っていく 13:39 “山正峠”に出て、またもや上り返す 13:53
本宮・七越峰方面は、こちら 13:53 昔の境界石
(こちらの面には、御宮山境と書いてある) 14:24
おぉ〜、あれが熊野本宮(旧跡)の大鳥居(大斎原・おおゆのはら)だぁ! 
新・熊野本宮は、右端。(開けた草地から眺める) 14:36

大斎原(おおゆのはら)の大鳥居を下方に遠望して、景色を堪能する。 でも、すぐ近くに見えるのに、ここからまだ1時間強。 七越峰を過ぎ、いよいよ備崎橋・終着点に到着。大峯・奥駈道を縦走してきた行者は、ここから熊野川の流れに踏み込み、身を清めて、中州へとじゃぶじゃぶ渡っていったのだ。
おぉ〜。 熊野本宮大社 (昔の本宮跡・大斎原)の
大鳥居が眼下に見える! 14:34
現在の熊野本宮大社は、
右上の森 14:36
大斎原の大鳥居を見たあとは、
七越峰めざし下っていく 14:49
七越峰の公園銀杏。 
黄色に染まった落ち葉がきれい 14:58
あ〜あ、また登りか。
脚にずしりと負担がかかる 15:00
七越の峰。 15:03
七越峰から下山 15:04 やっと、広い道に下りてきた。 15:21
なんと、またもや広い道から離れて、
山へ登っていく 15:24
山腹を歩いていく 15:33
木の間から見える森・・あれが、旧熊野本宮大社が
あった、大斎原(おおゆのはら)だ! 15:45
やった!
最終地点に到着! 15:46
あの橋が・・備崎橋 15:48 備崎橋の先に止まったバスへ歩いていく 15:49