関西100名山 三嶽
2009年3月17日 兵庫県・丹波篠山にある、三嶽(みたけ)に登りました。 一等三角点のある三嶽は、多紀連山の主峰で、屏風のように連なる山並みは『多紀アルプス』として知られている。稜線は、分水嶺として、北は由良川から日本海、南は加古川から瀬戸内海に水をそそいでいる。鎌倉・室町時代から丹波修験道の地として栄えていた。火打岩(ひうちわん)バス停から、三嶽へ登り、大タワの峠を経て小金ケ嶽往復の縦走です。  “早春の匂い”と、“にょきにょきと屹立する岩峰群”に、満足!
  関西100名山  793m
小金ガ岳から下山途中、西方を遠望。左遠方は、三岳  14:15

  (*三嶽は、現地看板には、『三岳』・『御嶽』とも書かれていましたが
  今回では、修験の山という感じがする《三嶽》で記します)
バス停先の登山口(なんと、2軒家の間を進むのだ)から畑中を通って杉林を登る。やがて、雑木林から尾根に。起伏の少ない道を歩いた後、大岳寺跡(みたけじ)から坂道に。露岩が現れると展望が開け、小金ケ嶽の山容が。山頂直下の杉林・あずまやを登りきると、石室のある分岐。左折して、少し登ると、すぐに山頂である。
火打岩(ひうちわん)での、
近畿自然歩道・案内図 10:01
火打岩(ひうちわん)から、
三嶽を遠望す 10:05
三嶽登山口は、左 10:07 三嶽登山口。
家の間を通っていく 10:08
清々しい雑木林を登っていく
10:16
倒木をくぐって雑木林を歩く
10:27
尾根道に出る。
御嶽道口との分岐だ 10:31
赤松の多い尾根道を登っていく
10:41
山腹の道を歩く 11:08 大岳寺跡(みたけじあと) 
平安末期からある寺。500年前に焼失 11:20
雑木林の坂を、登っていく
11:34
露岩が現れる、登る
11:38
三岳への登頂途中、小金ガ岳方面を遠望 11:42
山頂直下の杉林に入り、あずまやを経て
稜線に達する 11:48
稜線の分岐を左折し、山頂に向う
11:49

三嶽・山頂には、一等三角点がありますが、全体に狭くて展望もう一つなので、そこそこにして、分岐に戻り、役の行者を祀る『石室』付近の岩場で、昼食休憩。ぽかぽか陽気の中、展望を楽しみました。 『石室』からは、大タワまでの一気の下り。途中には、広々とした広葉樹林の中の歩き、時々見える小金ケ嶽の山容展望と、味わい深い変化に富んだ歩きでした。 タワとは、たわむの事、山の稜線のくぼんだ所を言います。峠。
三岳・山頂風景 11:53
山頂に到〜着 11:50 山頂 11:50
山頂付近の馬酔木(あせび)がある道 
11:54 
稜線・分岐には、役行者を
祀る石室がある 11:55
山頂直下の石室付近で、昼食休憩 11:56
石室の岩の間から、新緑。
春の匂い 12:07
岩の前、木々も芽が伸びて。 
春の匂い 12:07
石室背後の岩場で、展望を
楽しみながら昼食 12:12
昼食も終わり、岩場から
大タワに向って下りる 12:26
三岳から大タワへ下山途中、小金ガ岳を遠望 12:28
広々とした、広葉樹林の
中を下っていく 12:30
落葉した広葉樹林の中、
一気の下り 12:38
急坂。 木の階段を、下る 12:41 下りてきた階段を、振りかえる 12:44
ほぼ、峠(大タワ)まで下りてきた 12:46 大タワの峠に到〜着 12:52

大タワから、暗い杉林の中を登り、そこを抜けると、明るい広葉樹の中に入る。 やがて・・・前方が開けて、岩峰が屹立する風景が目に飛び込み、山頂が威圧してくるようである。 それらの岩峰を巻くように進んだり、岩を越えたりして登っていく。  展望の良い岩から、振りかえって見ると、眼下に多くの岩峰の姿、それに、さきほど登った三嶽の、どっしりとした山容が望めた! 最後は、潅木の急坂をのぼりつめると・・・山頂。
小金ケ嶽登山口付近の地蔵尊 12:56 大タワから、小金ケ嶽へ、杉林の中を登る 13:00
杉林を抜けると、広葉樹の
中に入る 13:14
リョウブなどの広葉樹林帯を、
登っていく 13:25
前方は、 岩峰が立ち並ぶ、小金ケ嶽 13:26 立ちふさがる、この岩は、巻いて進む 13:27
小金ガ岳への登り。岩場から、山頂を見上げる 13:33
鎖のある岩稜を登る 13:35 急坂を登る。左方には、篠山産高・山岳部が
退避してくれている 13:45
高度を上げて振りかえると、岩峰と三嶽が
すばらしい 13:48
最後の急坂を登る 13:49

小金ケ嶽(こがねがだけ)・山頂(725m)には、昔、蔵王堂があったとされ、まずまずの広さ。 方位盤もあり、360°の展望を楽しんだ。  ゆっくりした後は、もときた道を下って・・・大タワへ下山。 途中、珪石質の露岩と、三嶽の山容を、再び楽しみつつ・・。
小金ガ岳、山頂風景 13:56
黄砂でぼやけているが・・360°の展望
(小金ケ嶽・山頂にて) 13:51
記念撮影 大矢さんと
(小金ケ嶽・山頂) 13:54
小金ケ嶽・山頂の方位盤 13:55 馬酔木(あせび)の花、満開。 
春の匂い (小金ケ嶽・山頂にて) 13:59
山頂から、下山開始 14:11 にょきにょきと屹立する岩峰群と、
三嶽を眺める 14:15
切り立った岩峰を横切る 14:16 岩峰を越えていく 14:21
広葉樹林の道に出る 14:33 水田の向こうに、三嶽。 川沿いに梅 
(車内より) 15:14