関西100名山 七七頭ケ岳
2008年5月28日
 滋賀県北部・余呉町にある 七七頭ケ岳(ななずがだけ)に登りました。
 関西100名山。 693m。
地元の人々から《丹生富士(にゅうふじ)》と呼ばれているように、均整のとれた姿で、登山道も良く整備されている。山名の由来は、『頂に7つの尾根が集まっているから』のようである。
 今回は、“JRのふれあいハイキング”に参加。自然観察指導員2名に、木々や花の説明を聞きながらの登山。下山後には、“茶わん祭りの館”で、地元のボランティアの人々が手作りのケーキを販売など、企画に参加、盛り上げに感激しました
七七頭ケ岳の全容 (茶わん祭りの館付近から) 10:59

登山口から林に入ると、すぐ樹林の中の急な道を登っていきます。尾根に出て、まず休憩。視界が開け、周りの山々を見ながら・・というよりは周りの木々を見ながらの登りです。自然観察指導員の人が同行なので、心強い山歩きでした。“樹の花”、木々の写真を楽しんでください。
七七頭ケ岳登山口にて、
スタッフ4名自己紹介&自己体操 11:07
七七頭ケ岳登山口から、出〜発 11:13
この標識から、樹林の中の
急な坂になる 11:17
樹林の中、枯葉が多い、
急な坂を登っていきます 11:30
やっと、尾根道に到着
(十二丁の丁石あり) 11:38
樹の花 ヤマツツジ 
(尾根道にて) 11:44
尾根に出て、摺墨方面の山々を遠望す 11:38
尾根道 新緑の中で休憩後、出発go 11:50 尾根筋から、上丹生の町を眼下に 12:07
ホウノキの葉 12:10 大きな シデ 12:14
樹の花 ヤマボウシ (ミズキ属) 12:18 樹の花 ヤマボウシ (ミズキ属) 12:18



ブナは、もともと寒い所を好む植物。葉から雨を集め幹を伝って、根元へ水分を集めます。天然のダムと言われています。この山地のように、アカガシとブナが同居しているのは珍しいそうです。 また、所々にある、芦生杉は、自然の杉で、雪に耐える強い姿です。
芦生杉(あしう) (自然の杉である) 12:26
ブナの大木
(周りは、ブナ林) 12:27
自然観察指導員の布施さんが、
ブナ林の貯水性を実験 12:29
ブナ林の中、急坂を登っていく 12:58 ブナ林 & 芦生杉 13:00


急坂を登りつめると、山頂。 山頂には、西林寺という観音寺、七七頭神社がある。毎年4月と11月に、成子参りの習俗があり、その時には、寺社の関係者も登山して祭典が営まれるという。
るり池は、『村の舞姫に選ばれた少女に、突然腫れ物ができたが、池の水で洗うと、元の美しい肌に戻った』という伝説が残っている。それ以来、るり池の水は、女性の肌を美しくするといわれ、水を求めにくる人がいるという。池というより、しずく・・だが、何10年も経て落ちてくるミネラルしずくである。
山頂に到〜着!
(法筺印塔が・・) 13:01
山頂にて
(正面に、観音堂・西林寺) 13:05
樹の花 ササユリ (山頂にて。
あと1週間もすれば、花咲く) 13:19
西林寺のお堂にて、観音ご詠歌
(はるばると登れば峯の涼しさよ・・・) 13:34
七七頭ケ岳:三角点 13:37 “るり池”は、こちら 13:39
“るり池”・・急坂を下りる 13:42 樹の花 タニウツギ (“るり池”への下り) 13:44
“るり池”・・しずくが、ミネラル
たっぷり美人肌に 13:50
ブナの実 昔は、人間も食べて
生活していたのだ 13:59


登ってきた道を下山です。 登りでは気づかなかった花や木々も、再発見。 下山後、“茶わん祭りの館”では、ボランティアの人達の手作りケーキやお茶を買って、ほっ。
新緑の中を、下山する 14:27 シデの葉っぱ です 14:28
(上) 樹の花 コアジサイ 15:09
(下) 樹の花 ツクバネウツギ (下山途中)14:33
下山途中、古い民家の
集落が眼下に 14:37
樹の花 ササ (これはめずらしい、ササの花)
15:14
“茶わん祭りの館”で、ボランティアの方が、
手作りケーキを販売 15:42

道端でみつけた花々です。めずらしい“キンラン”も。
山の花 ギンリョウソウ  (坂道の道端にて) 11:32 山の花 ナルコユリ 12:17
山の花 キンラン 14:45 野の花 ニガナ 14:46
野の花 アカツメグサ
(シャジクソウ属・下山後、林道横) 15:24