新日本100名山 一切経山
2017年10月6日 福島県にある、一切経山(いっさいきょうやま)に登った。緑深い大きな大きな吾妻連峰の東端に位置する。ここは火山の山であり、いまなお山肌から白い噴煙を噴き上げている。福島県にある、磐梯山、安達太良山、吾妻山と名山を有するが、いずれも強風で有名!実は4日に登ったのだが、山頂に近づくにつれ、急に強風(雪交じりの烈風)が吹き、目を開けることが困難になり、吹き飛ばされそうになったので、もう少しで山頂というところで撤退した。今日は山頂に登れ、あの五色沼まで見ることが出来たのは奇跡のようだ。うれしい!
新日本100名山  日本300名山  1949m
噴煙を吹き続ける一切経山の山肌。 (浄土平湿原から) 8:56
広々と、遮るものがない一切経山・山頂。 10:20
 
先日、安達太良山に登り、岳温泉宿泊、レンタカーで磐梯吾妻スカイラインを走り、
浄土平へ。ビジターセンター横の登山口から出発。浄土平湿原を横切り、
一切経山の八幡焼け噴気口を右目に見ながら、谷に沿って登っていく。
曇り空だったが、黄紅葉が目に入り、充分に秋色を楽しむ。
「シラタマノキ」や「ヤマハハコ」など高山植物にも会えた。谷上部の酸ヶ平湿原
分岐に木道を進む。
一切経山:地図 紅葉がきれいな道の先に、一切経山が見えてきた。
(磐梯吾妻スカイライン) 8:48
浄土平駐車場にて、説明板。ここから出発。
8:55
浄土平湿原を歩いていく。 8:57
噴煙を吹き続ける一切経山の山肌。 (浄土平湿原から) 8:58
秋色の雰囲気溢れる、浄土平湿原を歩いていく。 9:00
登山道は、木々の間を進んでいく。 9:03 姥ケ原(鎌沼)と山頂への分岐点。
右折して山頂ルートへ。 9:05
所々にきれいな紅葉がある登山道を登っていく。
9:06
《高山の花 ヤマハハコ》 9:06
《樹の花 シラタマノキ》 9:06 谷に沿って登っていく。
(右は、八幡焼け噴気口) 9:07
鮮やかな紅葉が、道横に。 9:08 階段状になった登山道を登っていく。
右前方に一切経山の山頂付近が見えてきた。 9:10
もうすぐ谷の上部に。 9:22 吾妻小富士も、随分下方に見える。  9:26
ここからは、湿原保護のため、木道が作られている。そこを歩いていく。 9:33
分岐。 (直進は姥ケ原。右折して、山頂へ向かう) 9:36


酸ヶ平湿原は、赤く染まり、その中を歩いていく。避難小屋にはトイレもある。
小屋を過ぎると、急坂が始まる。「山頂まで0.6km」と書かれた酸ヶ平分岐
を過ぎ、石礫の道を山頂に進んでいくと、荒寥とした登山道である。一昨日
この道で、雪を含んだ強風が吹き、吹き飛ばされそうになって、あともう少し
のところで撤退した苦い経験が頭をよぎる。
今日は、景色も良く、左に磐梯山、右に吾妻小富士などを見ながら、ルンルンの歩きだ。
広大に赤く色ずく酸ヶ平湿原。 (直進して、山頂へ向かう) 9:36
酸ヶ平避難小屋。 9:38 酸ヶ平避難小屋を過ぎると、荒れた登り道になる。
9:41
ゴロゴロ岩の道も、周囲の秋色で歩くのが楽しい。
9:42
荒れた急坂を登っていく。 9:44
急坂を登る途中小休憩。後ろを振り向くと、左に蓬莱山、右に鎌沼が見える。 9:47
おぉ、左前方に、一切経山の山頂付近が見えてきた。 9:51
酸ヶ平分岐付近の風景。
左前方に一切経山の山頂付近が見える。 9:52
2本のハイマツが、さしずめ門というところか。
最後の荒れた道に登りだす。 9:54
猛烈な強風が左から右へ吹き抜け、
周りが見えない! 13:53
猛烈な強風は・・雪も運んできている。
寒い!石に雪が当たって積もっている。 13:53
 上部2枚は、一昨日の強風とあられの様子です。
荒れたごろごろ石の道を山頂に向かって登っていく。
ハイマツは強風ではいつくばっている。 9:57
一昨日の強風を思い出す! 9:59 
荒涼とした道を登っていく。左前方に、山頂が見える! 一昨日の強風体験がよみがえる。 10:02
右下に、吾妻小富士のお椀が、
ポッカリと見える。 10:03
いよいよ正面に、山頂が。
ごろごろ石が一直線。 10:04 
あと少しで、山頂! 
道端のハイマツに、一昨日の雪が残っている。 10:08
あと一登りで、山頂だ。 10:09


やった〜、一切経山・山頂だ! この広い、まったく遮るもののない山頂からの眺望!
遠くには磐梯山、北方には、飯豊連峰、朝日連峰、蔵王連峰の大きな山群。
南東の眼下には、あの吾妻小富士がぽっかりと火口跡を見せている。
“すごい”という声につられて北斜面に向かえば・・眼下に、なんと、あの「魔女の瞳」とも呼ばれて
いる五色沼が、コバルトブルーの素晴らしい色を輝かせている。その横には、雲海!
一昨日には視界なく、烈風だけの世界だったのに・・ラッキーだった。
一切経山・山頂風景。 10:12
北西部の眼下に、五色沼!!  (「魔女の瞳」「吾妻の瞳」と呼ばれている)。すぐ横に、雲海.。 10:14
記念写真。山頂の北西部にある五色沼《魔女の瞳》と、
雲海を同時に見ることできました 10:14
 北西部の眼下に、五色沼 (「魔女の瞳」「吾妻の瞳」と
呼ばれている)。すぐ横に、雲海.。 10:15
記念撮影 (一切経山・山頂)。 
後ろ遠方に、磐梯山。 10:17
三角点 (一切経山・山頂)。 10:18
あの吾妻小富士が、眼下に見える。( 広々と、遮るものがない一切経山・山頂から)。 10:20
広々と、遮るものがない一切経山・山頂。 10:20
左方遠方の西吾妻山に続く吾妻連峰。
(一切経山・山頂より) 10:21 
下山方面。正面の蓬莱山の右遠方に《磐梯山》。
すばらしい景色だ! (一切経山・山頂より) 10:23
下山方面。正面の蓬莱山の右遠方に《磐梯山》。 (一切経山・山頂より) 10:22


山頂から下山は、姥ケ原を見ながら・・というコースも考えましたが
郡山から新幹線で帰るので時間なく、もと来た道を浄土平に戻りました。 
でも、満足。
ロープを目安に、登山道を下りていく。 10:25 酸ヶ平分岐から、姥ケ原方面を眺める。 10:37
《高山の花 オヤマリンドウ》
(酸ヶ平避難小屋手前) 10:45
酸ヶ平湿原は、紅葉でみごと。 10:47
木道を、トントンと下山していく。高山植物の紅葉。
緑色のハイマツ。吾妻小富士の噴火口跡。 10:49
ダケカンバの黄葉。 10:59 
吾妻小富士が、存在を大きくして現れる。 11:01  浄土平湿原のコケ (遊歩道から) 11:13 
浄土平湿原の遊歩道。
ビジターセンターが見えた。 11:16
ビジターセンター横の登山口に到着。 11:17 


前日、安達太良山に登りましたが、あまりの好天で
時間があったため、浄土平までドライブ。吾妻小富士に登りました。
一切経山の山肌から、噴煙が大きく上がっていました。
浄土平駐車場から、吾妻小富士を見上げる。
15:34
吾妻小富士の標識。 15:36
吾妻小富士への登り途中、一切経山の
噴煙を眺める。 15:36
吾妻小富士へ、木段を一歩一歩登っていく。
15:41
吾妻小富士の火口全景(火口直径約500m)。15:44
吾妻小富士の横にも、小さい火口跡が。 15:47 吾妻小富士の火口壁を眺める。 15:48