新100名山 雌阿寒岳
2017年7月14日 北海道の雌阿寒岳(めあかんだけ)に登った。 2006年に雄阿寒岳(おあかんだけ)に登った時は、雌阿寒岳は噴火の関係で登山禁止だった。マリモで有名な阿寒湖を挟んだ、両方の名山に登れて幸せ!  エゾアカマツの原生林から登りはじめ、ハイマツ林になり、荒々しい溶岩の痕跡や砂礫での登り・・山名のついた高山植物(メアカンフスマ・メアカンキンバイ)も現れ、あきることがない。 ただ、今回は北海道とは思えない猛暑の中、体調を崩しての歩きだったので、歩行時間は参考にしないで欲しい
 日本100名山  新日本100名山  1,499m
山頂への急登途中、右下の火口を見下ろす。(赤沼側)。 13:09
山頂から、青沼火口を見下ろす。後ろに、阿寒富士。 13:30
阿寒湖の向こうに雌阿寒岳が見える
(阿寒湖遊歩道より)。 6:48


登山口は、エゾアカマツの原生林(展示林と書かれている)。そこから、1合目、2合目と進んでいく。ハイマツ林も現れる。4合目では視界がパッと開けて、下方には見渡す限りの原生林、今から向かう上方へは、急斜面のつづら折りとなる。
雌阿寒岳:地図
本日宿泊する『野中温泉別館』に到着。
8:49
ここが登山口。 8:57
雌阿寒岳登山総合案内板
《火山注意報》。 8:58
アカエゾマツの
原生林を進む。 9:00
1合目! 9:16 《高山の花 ゴゼンタチバナ》 9:17
《樹の花 ハクサンシャクナゲ》
(まだ花咲く前) 9:24
2合目!
樹の根っこを越えていく。 9:54
3合目。アカエゾマツの原生林から、
ハイマツ林になってきた。 10:05
ハイマツの間の、石が多い
登山道を登っていく。 10:08
《樹の花 ミヤマホツツジ》 10:12 ハイマツと大岩・・
登山道を登っていく。 10:19
ハイマツの間から、谷間を越え、
次の尾根が見える。 10:22
ハイマツの間から、大岩がにょきっ!
右方に、雄阿寒岳が見える! 10:22
ロープがなければ・・、ハイマツの
中登山道は、わからない。 10:24
4合目。視界がぱっと開ける。
10:31


4合目からは、高山植物が岩の陰に現れてくる。メアカンフスマ、ピンクの袋を持ったイワブクロ黄色い花がきれいなメアカンキンバイ、ポッコリと白花を持ったエゾマルバシモツケなどなど。溶岩の痕跡が、この山が噴火をつづけてきた山であることを思い知らされる。9合目に到着すると、火口壁だ。
 
急斜面のつづら折道。高山植物がここにも! 10:48
森林限界を超え、砂礫の急斜面を
登っていく。 10:44
《高山の花 メアカンフスマ》
10:45
《高山の花 エゾノマルバシモツケ》
10:45
《高山の花 イワブクロ》
10:46
 右遠方に、きれいな湖『オンネトー』が
見える! 10:54
上方に大岩群が・・。
噴火口縁か? 11:21
やっと・・5合目! 11:24 おぉ。雄阿寒岳がくっきり! 11:36
6合目。
岩を覆うハイマツの登山道を登っていく。 11:50
7合目。 遠方に、雄阿寒岳が。
(その手前に、阿寒湖があるはず) 12:06
ゴロゴロと巨岩が転がる尾根を登っていく。
12:27
《高山の花 メアカンフスマ》
12:27
右折し、砂礫の道をつづら折に登っていく。 12:30
8合目 (まだ・・8合なのか?) 12:35 《高山の花 エゾノマルバシモツケ》
12:36
ゴロゴロした溶岩大岩の間を、
次々に人々が下っていく。 12:36
《高山の花 メアカンキンバイ》
12:42
立ち止まって、雄大な原生林風景を眺める。(左端は、オンネトー湖)(8合目付近にて) 12:43
砂礫のつづら折道をはぁはぁと登っていく。
9合目標識が向こうに! 13:00
9合目! 13:07


 9合目からは、火口壁に沿っての急登。 最後の登りなので気力を振り絞る。
 右側は、火口。 赤沼と呼ばれる火口池。側壁からは噴気が噴き出ている。
左側は休火口の痕跡が、まるで創世紀の地球のような景観を醸し出している。飽きることがない。
いよいよ山頂への最後の急登。
(右側は、火口) 13:07
いよいよ山頂への最後の急登。
(右側は、火口) 13:09
すごい自然の力。
左の噴煙は青沼。 13:09
もうすぐ山頂!立ち止まって
景色を眺める。 13:16
山頂への急登途中、左方には、遠方に阿寒湖、雄阿寒岳。すごい自然の力。 13:16
もうすぐ山頂!  13:19 
雌阿寒岳の赤沼火口。後ろは、阿寒富士。 13:20


雌阿寒岳 山頂である。 記念写真を撮る。背景には、どこまでも原生林、阿寒湖、雄阿寒岳がくっきり。後ろをふりかえると、赤沼の火口の隣に、大きい段差を持つ青沼の火口があり、噴煙を上げていた。
記念撮影 (雌阿寒岳・山頂) 13:25 雌阿寒岳・山頂にて。 13:26
山頂から、青沼火口・赤沼火口・阿寒富士を眺める。 13:27
山頂から阿寒湖・雄阿寒岳方面を眺望する。 13:27


 いつまでも眺めていたかったが、時間が遅れているので早く下山したくて下山を開始する。 目の前に阿寒富士を見据えて下りていく。滑りやすい砂道を下りて、7合目近くになると、やっとハイマツ林、そして樹木林に入る。 今年は北海道へ強風や雷雨が多かったせいか道が寸断され(都度、逃げ道が作られていたが)、大木の倒木が目立った。 オンネトー湖に、やっと到着! 湖から、雌阿寒岳と阿寒富士を眺める眺望は、一級品でした!
阿寒湖コース登山口方面分岐。 
13:32
山頂から、青沼火口をぐるっと回って、
オンネトー湖へのコースで下山。 13:33
オンネトーコースで下山途中、青沼火口の火口壁から、青沼・赤沼全体をぐるっと見回す。 13:36
オンネトーコースで下山。
目の前に阿寒富士。13:38
オンネトーコースで下山途中、
青沼火口の噴煙。 13:39
オンネトーコース、9合目。 13:40 オンネトーコースで下山途中。
登山道は砂でとても滑りやすいのです。 13:46
《高山の花 イワブクロ》
(あちらこちらに、一杯咲いている) 13:58
7合目。 
ここからも阿寒富士へ行けます。 14:06
阿寒富士を横から眺める。
半分は草がない。 14:10
6合目。 ハイマツ林に。 14:15
やっと原生林に入り、休憩 (すべりやすい
登山道で支えて、脚がパンパン)。 14:21
やっと5合目。 14:48 
樹の根による段差が続く。
(段差大きい) 15:06
4合目! 15:14
3合目! 15:31 雷?強風?で、倒木。
登山道は回り道。 15:57
やった! 1合目! 16:00 オンネトー登山口に到着! 16:12
 
オンネトー湖畔から、雌阿寒岳(左)、阿寒富士(右)を望む。 16:50