新日本100名山 弥山
2012年9月25日 広島県の弥山(みせん)に登ってきました。弥山という名は日本にたくさんあるので、『安芸の宮島』の山と言ったら、すぐ判る・・あそこです。
世界遺産の厳島神社を中心に、自然原生林の中、尾根をぐるりと回る歩きです。木々の間から瀬戸内海を見下ろし、山頂付近の大岩に驚き、毛利・陶(すえ)軍の戦いの歴史を思い、荘厳な厳島神社を楽しむ・・・楽しい歩きです。
新日本100名山  530m
展望台から眺める、弥山頂上風景。 13:20

 
前日は、宿泊地のホテルで40年来の旧友と親交を温めた!。 今朝はフェリーで宮島へ。ほんの少しだが、短い船旅を味わう。やはり、朱色の大鳥居が圧巻だぁ。 島に到着後、案内看見るも、目指す登山コースが書かれていない!ガイドブックに従って紅葉谷公園へ進み、博奕尾(ばくちお)コースに入る。
弥山:地図 行きのフェリーから見た、
宮島の弥山。 8:45
清々しい朝・・入港間際に厳島と、弥山を見上げる (連絡フェリーから) 8:51
宮島の弥山。
手前に厳島神社の大鳥居。 8:49
フェリーが、宮島に到着。
9:00
 
団体客の後を、ぞろぞろとついていく。
鹿もいる。 9:11
青空に、きれいな朱色の、
厳島神社・大鳥居。 9:13
 
引き潮の厳島神社と、
背後に弥山。 9:16
看板に従って、もみじ谷公園を
目指す。 9:19 
 
もみじ谷公園の中を進んでいく。
9:25
“包ヶ浦遊歩道”と書かれた看板あり、
左折して、その方向に向かう。 9:39 


ロープウエイ乗り場手前を左折し、すこし行くと、“包ヶ浦遊歩道”と書かれた分岐に。 右折案内に従い、山腹に沿って登っていくと、尾根に。1555年に毛利軍と陶(すえ) 軍が戦った“厳島合戦”の奇襲舞台だそうだ。シダが生い茂るジグザグの道を登りきると眼下に瀬戸内海の島々が見下ろせる展望が広がる。途中、切れ落ちた道に注意しながら登っていく。楽しい。登り切って、樹林を下ると、ロープウエイ“かや谷駅”が現れる。
“包ヶ浦遊歩道”との分岐。
右折。 9:40
木段を登ると、やがて山腹に沿った道に出る。
山腹の道は、明るくて歩きやすい。 9:50
展望が開けると・・
海が見える。 9:50
広い尾根分岐に出る。“包ヶ浦自然公園”の
標識に沿って右折。 9:55
説明図・・厳島合戦・要図 9:56 弥山へは、右折して、博奕尾(ばくちお)
コースの登山道に入る。 10:11 
シダの生い茂る中、登山道を
登っていく。 10:19
山腹をジグザグと登り、
尾根に到着。 10:34 
大きなさざれ石の横を、
よいしょと登っていく。 10:35
おぉ、きれいな瀬戸内海。下方に、
包ヶ浦自然公園が見える! 10:36 
 
シダ・雑木林。はっきりと道がついているので、
わかりやすい。快適。 10:39
山腹を進む。 草で危険なようには見えないが・・
左は切れ落ちている。 10:55
振り返ると、シダの海に
いるようだ。 10:57
正面の弥山、左手にロープウエイ・獅子谷駅を
見ながら、えぐられた道を下る。 11:05
林の中。すっかり原生林。
11:09
ロープウエイ乗り継ぎ駅、
“かや谷駅”に到着。 11:12


“かや谷”駅の地下道をくぐり反対ホームに出て、急坂を登りきると・・砂地の稜線。おぉ、両側の展望が広がる「二景の稜線」と呼ばれる、馬の背だ。すばらしい景色を見ながら進むと・・ロープウエイの終点“獅子谷”駅。獅子岩の展望台付近で昼食。江田島などの展望を楽しむ。
ロープウエイ乗り継ぎ駅、“かや谷駅”。
地下道をくぐりぬけ、反対ホーム側に出る。 11:14
急坂を登っていくと、前が明るい。
尾根が近そう。 11:19
おぉ、稜線に出て、眼下に島々が見える。
大きいのが江田島。 11:22
大岩がデーン。左方はきれいな瀬戸内海の島々。
ここは「二景の稜線」と言われているそうだ。11:23
こんな大きな砂岩がデーン 11:24 ロープウエイ終点の獅子岩駅に到着。 11:36
ロープウエイ終点の
獅子岩駅・正面。 11:39
あちら・・大那沙美島、こちら・・江田島
(獅子岩での展望台にて) 11:42
獅子岩から、江田島方面を遠望する。 12:03


いよいよ山頂へ。“獅子岩”駅から、一旦下り、登り返す。登っていくと・・弥山本堂に到着。
横の観音堂から頂上を目指す。途中、奇岩・巨岩に驚く。弘法大師が修業した雰囲気が
漂ってくる。・・・そうこうしているうちに、弥山山頂!
ロープウエイ獅子谷駅付近から、弥山を見上げる。 12:05
弥山山頂まで1kmの看板。 12:08 弥山山頂への参道。 下っていく。 12:13
ここから、登りの階段。 12:19 大きな花崗岩の間を通る。 12:25
獅子岩から、弥山本堂への登り途中、江田島方面を展望する。 12:26
階段を登ると、右・三鬼堂、左・本堂がある。
荘厳な雰囲気。 12:31
弥山本堂。 12:33
弥山本堂.前の霊火堂。 12:32
観音堂の横から、ごろごろ巨岩の
脇を登っていく。 12:38
道の傍に、観音堂・文殊堂が現れた。
その上が山頂か? 12:40 
文殊堂横の階段を登っていく。
12:42
山頂は、すぐそこ。 
この大きさがわかるでしょう。 12:47 
文殊堂を越えて登っていくと、この大岩群が。 12:44


弥山山頂で休憩し、展望台に上がり、瀬戸内海と、ぐるり周りの展望を楽しむ。
ゆったりとした時間。
弥山・山頂に到着! 12:47 四等三角点 (弥山・山頂) 12:48
記念撮影 (弥山・山頂にて) 12:49 展望台に登り、瀬戸内海を遠望する。 13:22
江田島方面を遠望 (弥山頂上展望台から)。 13:22
弥山頂上風景 (展望台から眺める)。 13:24

 
下山は、大聖院コースで下りることにする。“弥山めぐり”と書いた看板があるので、そちらから下山。途中、“弥山七不思議”の一つ「干満岩」などを見ながら、大日堂へ。大聖院登山コースの標識通りに下りる。仁王門跡から右折。台風の被害から復旧工事で新たに作られた場所もある登山道は、石段が多い。途中の展望台から大鳥居を眺めて感動。大聖院へ下山後、厳島神社に参拝!
下山は、“弥山めぐり”と書かれている道を
歩くことにした。 13:28
干満岩・・・
弥山七不思議のひとつ。 13:31
まるで、『鯨』のような。。、
船のような・・・岩。 13:32
大日堂から下りてきて、
駒ヶ林への分岐に到着。 13:44
水掛地蔵堂で、水を汲んで、かける。 13:46 巨岩の間の、石畳を下りていく。 13:49 
仁王門跡を修理中。 13:53 大聖院 (だいしょういん)に向かって、
下山する。13:54
まだまだ・・・石段の下りが
・・・続く。 13:59
平成17年の台風により登山道流出。
新道を行く。 14:01 
新しくできた砂防の向こうに、
流出した山肌が痛々しい。 14:04
明るく展望が開けた道
(だが石段)が続く。 14:12 
大聖院コースを下山中、厳島神社が見えた! 14:49
丁石がある。 「五丁」 14:57 すさまじい台風の被害と、瀧宮神社・
白糸の滝を眺める。 15:10 
大聖院に向かって下山していく。 
大がかりな砂防ダムが築かれている。 15:10
大聖院を眺める。 15:15


厳島神社は知っていても、『宮島』がどんな形の島なのかご存じですか?
大鳥居と厳島神社をおまけ。

@朝陽に照らされた『宮島』
A前日、満潮時を狙った、ホテルのクルージングに参加。
  大鳥居をくぐって、真下から見上げたのです!
Bやはり、きれいな大鳥居
C厳島神社に、どんどん潮が満ちてきた
Dたまたま結婚式があり、舞が奉納されていたのでパチリ。
  手前の白装束が、花嫁さん。
A潮が満ちているので、厳島神社・
大鳥居をくぐろうとする。 21:37
B大鳥居を背景に・・引き潮の時間なので、
大勢が下に降りている。 9:15
C見る見るうちに、大鳥居の方面から、
潮が満ちてきた“厳島神社”。 15:47
D結婚式での舞に出会う。後ろは大鳥居。
手前に白装束の花嫁さん。(厳島神社にて) 15:51
@朝の安芸宮島・弥山 (安芸グランドホテルにて) 7:43