新日本100名山 雲仙・普賢岳
2011年5月4日 長崎県の島原半島の雲仙・普賢岳(うんぜん・ふげんだけ)に登りました。1990年に噴火し、平成新山が誕生。1991年6月に火砕流を発生。多くの人命が失われたところだ。主峰である普賢岳・国見岳・妙見岳をあわせて雲仙岳と呼ばれる。普賢岳よりも127m高い平成新山は、遠方から見ても、元の普賢岳の稜線から『むっくり』盛り上がってきた・・という表現そのものだ。実は、昨日(3日)、小雨の中で、『ロープウエー→妙見岳→国見岳→普賢岳』のコースで縦走。 今日は快晴(でも、だんだん黄砂がきつくなってきた)。昨日と逆コースで、『普賢岳→国見岳→妙見岳→仁田峠』と、縦走だ。昨日と違って、登る人が多い。
 新日本100名山。 日本200名山。 1359m
雲仙普賢岳の上に、むっくり盛り上がってそびえる平成新山 (第2展望所より) 8:33


雲仙岳は、島原半島の中心の山。 あの火砕流が流れてきた南島原市方面からは、いまだ緑が少ない平成新山が・・北側の国見町付近からは、外輪山を従えた火山が・・黄砂でぼんやりとだが・・存在感を見せつける。
(平成3年の)災害記念館付近から、普賢岳・平成新山・その裾野を遠望する 13:15
雲仙市国見町付近から、雲仙岳を遠望する 14:24
仁田峠(にたとうげ)のロープウエイ乗り場横にある『普賢神社・拝殿』の横、石鳥居から新緑の道を進む。カジイチゴ・ミツバツツジ・ヒメクロモジなどの樹木の花。道縁では、コケリンドウ・アケボノスミレ・ハナネコノメなどの早春の花に出会う。蘇谷広場では、小さな(小鳥の)水飲場があり、野鳥の会の人が、水飲み場に来る小鳥をじっと観察している。 新緑の中、進んでいくと、紅葉茶屋(と書かれた看板がある)。ここから普賢岳への登りとなる。
←雲仙普賢岳:地図・・クリックすると大きくなります。
雲仙普賢岳と、もっこり盛り上がった
平成新山を遠望(第2展望所より) 8:33
妙見岳・国見岳・普賢岳それに、
平成新山を見回す(仁田峠手前付近) 8:37
仁田峠駐車場に駐車。 8:49 ロープウエイ下の展望台から、
普賢岳・平成新山を見あげる。 8:55
普賢神社・拝殿で、無事を祈る
8:56
普賢神社・拝殿横の
石鳥居から、出〜発 8:57
明るい登山道を、気持ちよく
歩いていく 9:03
《樹の花 カジイチゴ》
(道縁) 9:05
木々の間から、普賢岳が見える
9:06
《樹の花 ヒメクロモジ》 (
道縁) 9:09
《野の花 コケリンドウ》 
(道縁) 9:11
《山の花 アオイスミレ》 
(道縁) 9:12
あそこが・・薊谷広場 9:14 『野鳥の水飲み場』があり、野鳥の会の
人が撮影中 9:16
《山の花 アケボノスミレ・紫》 9:20
《山の花 ハナネコノメ》 
道縁の土手に、一杯咲いている! 9:24
道の横に、苔むした岩が・・。石が置かれて、
ハンバーグのようだ。 9:23
左には、切り立った崖を持つ
妙見岳が聳えている 9:30
普賢岳・登り口 (なぜか、茶店がないのに、
紅葉茶屋の表示のまま) 逆光 9:36 

紅葉茶屋から、登りにとりつく。ウンゼンザサの登山道は、急坂だ。 溶岩の岩道も。急坂だが、振り向くと妙見岳がだんだんくっきりと見えるので楽しい。ロープのある急坂を越えると、山頂下。そこから一登りで、山頂。
登り口から、普賢岳山頂目指して、
登りにとりつく 9:42
少し登って振り向くと・・そそりたつ
妙見岳が見える 9:44
普賢岳山頂の岩が真上に
見える 9:52
《山の花 ヤブレガサ》
(普賢岳への登り道縁) 9:53
ロープを張った急坂を登っていく 9:54 登りきるのは、もうすぐ・・の気配 9:58
ここを登ると・・岩場 9:59 最後の登り。 エイ! 10:00

山頂だ!昔は、ここが一番高い場所だったのが、目の前に127m盛り上がった“平成新山”が、その山頂付近から煙を上げている。威容に息を呑む。 外輪山の妙見岳・国見岳その他を、ぐるりと見回す。 360°の展望だ! あっちを見たり、こっちを見たり、うろうろして、しばし山頂を楽しむ。
記念撮影 (雲仙普賢岳・山頂) 10:01 一等三角点 (雲仙普賢岳・山頂)1 0:02
雲仙普賢岳山頂から、煙を上げる平成新山を見上げる 10:04
普賢岳・山頂から見あげた平成新山。 
ここよりも127m高い。 10:03
普賢岳・山頂から、国見岳を
遠望 10:06
雲仙普賢岳・山頂から、外輪山の妙見岳(左)・国見岳(右)方面を遠望 10:06
普賢岳・山頂のシンボル岩から、
仁田峠登山道路を遠望する 10:10
普賢岳・山頂風景 10:10

山頂で景色を楽しんだあと、下山開始。 連休中で好天なので、多くの人が登ってくる。高校の山岳部も訓練登山。 鞍部の紅葉茶屋が、国見岳との分岐。
山頂で楽しんだあと、下山開始
10:11
山頂直下の、“普賢神社”。
10:12
ロープが張られた場所を下山中。 
登山道に影が・・・。 10:16
下山中。
登ってくる人が・・。 10:22
すれ違った人のリュックに、『長崎北陽台高校』の名札。
 聞けば、1年生だそうな。 10:25
鞍部を、国見岳方面に向かう
10:29
鞍部の紅葉茶屋から、国見岳を目指す。階段の急坂を登っていく。 尾根道に出て進んでいくと、国見岳への分岐。右折して国見岳への登りにとりかかる。鎖のついた岩場があり、急斜面を登るが、景色を見ながらなので気持ちが良い。山頂で、普賢岳・平成新山・妙見岳を眺める。国見岳に続く外輪山を見る。もと来た道を下山し、分岐へ。
道から右側を眺める。国見岳の下方。
普賢岳山頂から、ハート型に見えていた岩だ。 10:30
ここから階段のある急坂がはじまる。 
上から下りてくる人々。 10:31
木の階段の急坂登り。 10:32 木の階段の急坂登りが続く・・・!
10:37
木の階段の急坂登りも、
ここまでだ。 10:40
平坦な登山道を歩いていく
10:44
妙見岳方面との分岐を右折。 
国見岳に向かう 10:44
正面が、国見岳。 
数人の登山者の姿が見える。 10:45
国見岳への登りにとりつく 10:46 この鎖場を登る 10:47
ササの中、岩のある登山道を
登っていく 10:48
山頂近く、ミヤマキリシマの
樹木の中を進む。 10:52
国見岳山頂!
なんと、子供2人も登頂している。 10:53
国見岳から、雲仙温泉街・白雲の池を見下ろす。
やはり黄砂でボヤ〜。 10:55
国見岳山頂。
バックに、普賢岳と平成新山 10:55
国見岳山頂風景。
向こうは、妙見岳 10:57
現在の温度は、19℃
(国見岳山頂) 10:58
国見岳山頂から、下山途中。 妙見岳がくっきり。 
ミヤマキリシマは、まだ蕾 11:00
国見岳山頂から、下山 11:03 普賢岳・国見岳・妙見岳の分岐。
右折し、妙見岳に向かう。 11:12

分岐から、妙見岳へ。山頂から、今登った普賢岳・国見岳を眺める。 少し下って、観光客で賑わう展望台へ。平成新山誕生で火砕流が麓まで流れていた様子を遠望す。ロープウエイ妙見岳駅の横から登山道を下山する。 仁田峠だ。
妙見岳に向かう。 11:12 尾根道の登り下り。 11:14
妙見岳に向かう尾根道から、
普賢岳・平成新山を望む 11:17
きれいなスミレ
(妙見岳に向かう道縁) 11:24
妙見神社 11:25 妙見神社の横から、山頂に向かう。 11:26
妙見岳山頂から、普賢岳・平成新山を望む。 11:28 妙見岳山頂の方位盤。 11:28
妙見岳展望台から、噴火で溶岩流が
流れた跡を見る。 11:35
妙見岳展望台から、ロープウエイ
妙見岳駅へ下りる。 11:37
ロープウエイ妙見岳駅横から、標識に沿って、
登山道を下りる。 11:39
登山道を、仁田峠に向かって下りていく。
眼下に雲仙温泉街。 11:41
登山道の横を、ロープウエイが・・。 11:43
わずかに蕾が赤くなり出した、ミヤマキリシマ。
(仁田峠への下山道縁) 11:43
《野の花 キジムシロ》
(仁田峠への下山道縁) 11:49

  @棚田百選にも選ばれている千々石町の棚田・・その一部
  Aこの地方では、五月の節句では、『名前を染めた幟』が立っている
  B雲仙温泉の湯煙り
  C咲くにはまだ早いのだが・・“池の原”に少し咲いていた!《ミヤマキリシマ》
  D火砕流がここまできていた
  Eきりりと美しい島原城 (完成には7年の歳月を費やした)
@ きれいな棚田 8:47 A この地方では、五月の節句は、名前を
入れた幟を立てるのだ! 8:51
B 雲仙温泉街の湯煙 8:20 C 《樹の花 ミヤマキリシマ》 
おぉ〜、やっと会えた!ミヤマキリシマの花。 
(池の原にて) 12:45
D 南島原市深江町付近から、
平成新山を仰ぐ。 13:15
E お花で、きれいな島原城 13:41