2011年2月14日 NHK大河ドラマ『江』の最初の舞台、浅井家三代の居城、小谷城址があり、山域全体が城址である小谷山(おだにやま)へ登りました。 前から行ってみたいと思っていた。春になり気候がよい時に行くのも良いが、雪の季節に行く誘惑にもかられ、歩くのが無理なら戻るつもりで出かけたが、案内標識がしっかりとしていて、中世山城の冬の雰囲気を味わえて楽しかった 494m
山王丸付近から、小谷山・山頂(大嶽城跡)を見上げる。 13:52
小谷山:地図 本丸の上部と下部のイラスト
イラスト・・城址のポイント地点で説明されている復元図。
尾根を利用した、山城の雰囲気がとてもわかりやすい!!


 JR河毛駅からコミュニティバス。小谷・江のふるさと館で下車。 登山口で早めの昼食。小谷山登山口の大手道から登り始める。 道路と交差する場所が出丸跡。尾根の一番下、城を守る最前線の砦である。 伊吹山がくっきりと・・見えるはずが、曇りでボヤ〜。
伊吹山がくっきり (JR車中から) 10:44 JR河毛駅 11:30
JR河毛駅前のコミュニティバス 11:32 小谷山登山口 12:22
大手道・・ここから登る 12:23 雪がある。道路と交差する 12:28
“出丸跡”・・小谷城を守る、一番下の前線砦
12:28
“出丸跡”・・絵のような上下2段式の砦
12:31
“出丸跡”から、伊吹山を遠望。曇っていなかったら
くっきりと見えるのに・・残念 12:31
“出丸跡”から、小谷山(大嶽)を見上げる
12:32
小谷城最下段砦の“出丸跡”から、小谷山頂・大嶽を見上げる。 12:32


 出丸跡から大手道を山腹に沿って番所跡へ。どこから来ても番所へ来るような位置に置かれているそうだ。道は、ほとんど山腹。監視しやすいように出来ているのか。番所跡・御茶屋跡・御馬屋・首据え石と、ポイント説明を見ながら思いをはせる。桜馬場には、浅井家供養塔が 黒金門跡を越え、『クマ出没注意』の看板がある大広間跡に出ると・・本丸が正面に現れた!
追手道を、本丸に向かって登っていく
12:34
“間柄峠” (1525年、六角氏に攻められた時、
越前の朝倉軍が応援に来た陣地) 12:43
山腹の道を進む。 雪が積もっている 12:54 “番所跡”に、到着 12:57
遠方に琵琶湖。竹生島(ちくぶじま)も、くっきり。
 (番所跡にて) 12:59
小谷城址案内図
(番所跡にて) 12:59
小谷城・番所跡を過ぎ、展望の良い場所で。 
向かいの虎御前山・北陸自動車道、遠方に琵琶湖が見える。 13:04
御茶屋跡から登っていく 13:08 “御馬屋”と、“馬洗池” 13:10
“馬洗池”・・この池は湧き水ではないが、
年中水が絶えなかったという 13:10
馬洗池から、次へと登っていく 13:11
“首据え石” 13:13 説明看板あり・・・
右へ下りると、重臣だった“赤尾屋敷跡” 13:14
“黒金門跡”・・
大広間入口の門があったところ 13:15
これが、“大広間跡”。
 前方の石垣が本丸! 13:20
正面の石垣の上が、小谷城・本丸! 13:21


本丸跡から大堀切で区切り、中丸・京極丸(守護・京極氏の居所として用意した曲輪)・小丸・山王丸と登っていく。だんだん雪が深くなっていくが、時々ずぼっと足をとられるだけで、足跡をたどっていくと、しまった雪なので歩いていける。 山王丸跡から山頂(大嶽城跡)方面を仰ぐ。尾根道を一旦下り、六坊跡にでる。
“御局屋敷跡”
(本丸を守るために設けられていた) 13:35
“大堀切跡” 13:35
“小丸跡”(2代城主久政の隠居屋敷跡、
1573年秀吉に攻められ、49才で自害) 13:45
どんどん雪深くなってくる道を、
山王丸へ向かう 13:47
“山王丸跡” (小谷城の最上段の詰め場所。
山王神社が祀られていた) 13:50
山王丸から、六坊に向かって、
尾根を下る 13:56
“六坊跡” (軍務や政務を司っていた6つの
寺院をここに集めた) 13:58
ここが・・小谷山頂(大嶽城)方面と
清水谷との分岐 14:00

六坊跡のすぐそばが、清水谷・月所丸跡への分岐。 まっすぐ、小谷山・山頂への登りに向かう。足跡の上をそっと足を置いて確かめながら歩く。時々、ズボッと雪の中に足を突っ込む。抜くのに苦労する。岩尾を過ぎるあたりで、下方の景色が楽しめるようであるが、かすかに見えるだけ。大嶽城の説明看板を越えると山頂!
雪の中を、小谷山頂(大嶽城)へと登っていく。 
時々、ズボッ 14:02
雪の中でも、標識がはっきりしているので、
安心だ。 14:07
岩尾 14:16 雪の中、本丸のある尾根を見下ろす。 
(岩尾付近) 14:16
もうすぐ小谷山頂(大嶽城) 14:25 “大嶽城”・・説明(本丸のある尾根の前は、
ここに城があった) 14:26
大嶽城の説明標識から、もうすこし上
小谷山頂へ向かう 14:27
小谷山頂にて、ストックがすっぽり。 
雪は、約1m20cmなり。 14:33

  山頂から元来た道を分岐まで戻る。そこから清水谷を下山。 途中、土佐屋敷跡・三田村屋敷跡などを通り、(浅井長政や3姉妹が住んだ) 御屋敷跡・・といっても、木々が植わり碑だけ・・を歩く。 虎ケ谷道を歩いて、小谷城戦国歴史記念館前に出る。 ちょうどタイミング良くきたコミュニティバスに飛びのり、JR河毛駅へ。 駅前の『長政・お市の方』の銅像に、雪が積もってきた。
小谷山・山頂(大嶽城跡)風景。 途中まで見えていた、本丸のある尾根も雪で見えず 14:32
小谷山頂から、もと来た道を下る。 
雪は絶え間なく降っている 14:37
もうすぐ、分岐 14:47
帰りは、清水谷方面へ 14:49 下りながら、左手に・・『布袋岩』 14:55
清水谷を下りていく。振り向く。 
雪は柔らかく、注意しながら歩く 14:55
山腹に沿って、下っていく 14:55
“土佐屋敷跡”
(重臣・大野木土佐守の屋敷跡) 14:59
“三田村屋敷跡”の石碑 15:04
『八畳岩』 (道の向こうに、おおきな岩) 15:13 『蛙岩』 15:16
山すそを、谷に沿って下っていく 15:19 『丸子岩』 15:23
“御屋敷跡” (城主やその家族が住む屋敷が
あった・・という) 15:29
『虎ケ谷道』と呼ばれる道を下っていく
15:35
説明・・遠藤屋敷跡 15:44 小谷城戦国歴史記念館前 15:46
『浅井長政・お市の方』
(JR河毛駅前) 16:22

JR河毛駅 
内部・・レンタサイクルが置いてある 16:23