新日本100名山 高千穂峰
2008年5月20日九州 宮崎県と鹿児島県の県境にあり、霧島連山の主峰で、神々が舞い降りたとの天孫降臨の神話がのこる、高千穂峰(たかちほのみね)に登りました。
 新日本100名山  1574m
 高千穂河原から、高千穂峰の寄生火山・御鉢(おはち)を半周し高千穂峰に登りました。坂本竜馬とおりょうが、日本初の新婚旅行をしたことでも知られているコースです。
 (それにしても、わらじで、よくぞこのコースを登ったもの!)
高千穂峰:高原(たかはる)町から、高千穂峰など霧島連山を遠望(左・高千穂峰) 10:34

高千穂峰といえば、韓国岳(からくにだけ)から見る、《山》の字のきりりとした、まさに、すっくとした姿です。 東西に、《二子石》と《御鉢》という寄生火山があるために、《山》の字に見えます。 *《御鉢》は、今も噴気を上げています。*《二子石》は、御池から見ると、富士山のシルエット。見る場所によって、秀峰の姿が違うのがわかっていただけるでしょう。
正面が、高千穂峰 (高原町より) 10:36 御池展望所から仰ぐ、高千穂峰 10:44
高千穂峰が、だんだん近く 
(御鉢の火口縁《馬の背》から) 13:14
山頂直下から、高千穂峰を仰ぐ 
(手前は、新燃岳) 10:15


 高千穂河原の駐車場から、ビジターセンター・霧島神宮の森散策コースを経て、御鉢へ。いきなり、赤ザレ道と溶岩帯を、慎重に登っていきます。道端や、山腹に見えるミヤマキリシマのきれいなピンク色が疲れを吹き飛ばしてくれました。
高千穂河原の駐車場にて
背景は、御鉢(火口) 11:32
高千穂河原の大鳥居 11:41
だんだんと、いまから登る御鉢が
迫ってきた 12:03
噴石(赤ザレ)で覆われてきた登山道。
昼食 12:08
いよいよ、御鉢への赤ザレ場・
溶岩帯に取りつく 12:29
急坂・溶岩帯を登る。御鉢の山腹には、
点々とミヤマキリシマ! 12:35
御鉢への急坂。赤ザレ場・溶岩帯は、
まだまだ続く 12:43
御鉢への急坂から、登ってきた道を、
振りかえる 12:44
御鉢の火口縁へ続くミヤマキリシマ。 
ところどころ咲いている 12:58
樹の花 御鉢の火口縁近くで咲く
ミヤマキリシマ 12:59
御鉢の火口縁に到〜着! 
後ろに高千穂峰が現れる! 13:00
御鉢の火口縁に到〜着! 
後ろは、霧島連山がずらり 13:01
御鉢の火口縁から、後方の高千穂峰を遠望 13:06

 御鉢の火口縁に到着し、現れた高千穂峰に向って歩を進めます。 “馬の背”と呼ばれる細い道は、このような好天では、なんともないが、強風の折には、さぞや大変だろうと思われます。御鉢の分岐を左へ。一旦下って、背門丘(せたお)と呼ばれる鞍部へ出ます。ここには中央権現と呼ばれる社があったそうですが、度重なる噴火で消失。 現在は、新しい祠と鳥居が建てられています。そこから、高千穂峰へ、ザレ場を一気の登りです。山頂に近くなると、天の逆鉾が見えて・・・やった〜!  
御鉢の西端から見る、高千穂峰と御鉢内部 13:04
御鉢の火口縁。《馬の背》と呼ばれる、
火口壁上の細い道 13:08
御鉢の火口縁。《馬の背》と呼ばれる、
火口壁上の細い道を振りかえる 13:11
御鉢の火口壁を歩くにつれ、だんだんと、
高千穂峰が近づく 13:17
高千穂峰の荒々しい
自然の姿を見る 13:18
御鉢の分岐から、いよいよ、
高千穂峰へ向う 13:20
背門丘(セタオ)と呼ばれる・・
御鉢と高千穂峰の鞍部 13:2
2
いよいよ、高千穂峰へ。途中まで、
階段状に丸太。砂多いザレ 13:25
ところどころ、大岩が 
(高千穂峰への登り) 13:35
大岩を過ぎ、振りかえる
(高千穂峰への登り) 13:37
山頂まで、あと少し 13:41
やった〜!山頂だ!
逆鉾らしきものが見える 
13:44
振り返ると、お連れも、あと少し 
13:44


高千穂峰・山頂は、快晴で、360°の大パノラマ!!
東には、二子石。 西には、雄大な霧島連山の姿が。
南には、御鉢。遠方には桜島。 北には、ゆったりした宮崎の台地。
*天の逆鉾・・霧島東神社の社宝だそうです
やったー!! 頂上だ!
天の逆鉾があります 13:46
遠方に、桜島が
(高千穂峰・山頂にて) 13:50
“天の逆鉾”拡大  カラス天狗だ 
(坂本竜馬も見た) 13:51
山頂から見る、霧島連山
(御鉢・中岳・新燃岳・獅子戸岳・韓国岳) 13:51
方位盤をながめる
(高千穂峰・山頂にて) 13:52
霧島連山をバックに
(高千穂峰・山頂にて) 13:53
山頂より、二子石 (高千穂峰の
東側・寄生火山)を、見下ろす 13:57
高千穂峰にて、屋根だけ見える、
山頂の小屋 14:01
高千穂峰山頂から見る、霧島連山 (御鉢・中岳・新燃岳・獅子戸岳・韓国岳) 14:06


 登って来た道を戻ります。 ザレ場を注意深く、歩きながら下山。
 快晴なので、景色やミヤマキリシマを見て、楽しみながらの下山でした。
山頂からの下り途中、
御鉢を見下ろす 14:08
山頂からの下り、背門丘
(高千穂峰と御鉢の鞍部)を見下ろす 14:11
山頂からの下り。足元の
噴石・砂に注意して歩く14:18
下山時に、(最後なので)改めて、
御鉢を覗き込む 14:27
御鉢の火口壁・“馬の背”は、
細い道である 14:32
御鉢の火口壁縁に咲く、
《ミヤマキリシマ》 14:36
山腹のミヤマキリシマを見ながら
、赤ザレ道を下山する 14:44
やっと、下山。
自然探求路に出る。 15:07
霧島神宮・古宮址 15:20 霧島神宮・古宮址から、大鳥居への
参道を戻る 15:21

 いままで《ミヤマキリシマ》を見るのが、あこがれでした。 普通、5/末〜6/上と言われていますので、期待半分でした。が、ほぼ5分咲きで、きれいな群生のミヤマキリシマを見ることが出来、満足しました!! 霧島全山の中でも、高千穂峰の《ミヤマキリシマ》は、早い時期に咲き始めるのだそうです。 活動を続ける御鉢の地熱が関係しているのかも知れないそうです。 神宮の森ではあれほど大きかった樹が、御鉢の上部ではわずか10〜20cmの大きさに。自然への適応を感じました。
御鉢から下山中、ミヤマキリシマのピンクが群生!美しい 14:51
樹の花 ミヤマキリシマ
(御鉢への溶岩帯登り、道際にて) 12:34
樹の花 ミヤマキリシマ 
こんなに小さくなって! (御鉢・山腹) 12:56
御鉢の火口縁にミヤマキリシマ 
後方には、高千穂峰 13:07
御鉢の火口壁縁に咲く、
《ミヤマキリシマ》 14:35
御鉢の縁に咲く、《ミヤマキリシマ》 14:40 赤ザレ道の横には、一面に、
ピンクの、ミヤマキリシマ 14:51

御鉢へのザレ場、高千穂峰への登りで思いがけない花に出会いました。こんな所に・・コイワカガミ 、マイズルソウ 、イワスゲ 本来は、下方に咲くはずなのに、ニガイチゴ。 キジムシロ(・・小さいので、ミヤマキンバイかも知れない?)
高山の花 イワスゲ (だと思われる) 12:49
高山の花 コイワカガミ こんなところに!
(高千穂峰・山頂近く) 13:39
樹の花 ニガイチゴ  こんなところに
(高千穂峰からの下り、背門丘付近) 14:13
高山の花 マイヅルソウ こんなところに
(高千穂峰からの下り、背門丘付近) 14:22
野の花 キジムシロ こんなところに
(高千穂峰からの下り、背門丘付近) 14:24


野の花 キジムシロ
(自然探勝路にて) 11:57
樹の花 ヤマツツジ
(高千穂峰登山口にて) 12:07
野の花 ニガナ
(高千穂峰登山口にて) 12:22
山の花 シソバタツナミ 
(高千穂河原・ビジターセンター付近広場) 15:23

 下山後、翌日の韓国岳(からくにだけ)登山のために、えびの高原
 に向かいました。 途中、霧島神宮に参拝。

霧島神宮・本殿 16:12
霧島神宮  16:18 約800年の御神木 (霧島神宮・境内) 16:16
かごしまロマン街道を走る 16:41 車を止めて、丸尾の滝を撮る 16:45
道路から、噴煙が見える霧島温泉 16:49 えびの高原に到着 (くっきりと、韓国岳が) 17:05