2009年4月10日 京都府大山崎町にある、天王山(てんのうざん)に登りました。歴史が好きな人なら、誰でも知っている天王山。山の下部を、名神高速道・天王山トンネルが通っている。本能寺の変後、明智光秀と羽柴秀吉が戦った『天下分け目の山崎合戦』。あまりにも有名な天王山は、大山崎町の西にある。山名の由来は、この山の中腹にある酒解(さけとけ)神社に、牛頭天王を祀ったことにあるという。  歴史と竹林を楽しみながら・・・。  270m
秀吉が軍旗を掲げた旗立松からの展望。鳥瞰図のよう 10:21
今回の縦走コースは、『JR山崎駅-天王山-十万山-楊谷寺-阪急・長岡天神駅』。まずは、登山口から、急な舗装坂道を宝積寺へ。 奈良時代に、聖武天皇が、僧・行基に命じて建立したと言われている。 重文の金剛力士像がある仁王門をくぐると境内。右手に桃山時代建立の三重塔。 桜が、き・れ・い!
JR山崎駅のホームからも桜がきれい 9:06 JR山崎駅前にて・・“
戦国絵巻のまち・大山崎町”の碑 9:10
妙喜庵  千利休が住んだ 
(室町時代・書院、桃山時代・茶室) 9:18
天王山・登山口 9:34
急坂を登っていく
(右折すれば・アサヒビール大山崎山荘美術館) 9:37
奈良時代に聖武天皇が行基に命じて
建立した、宝積寺。 仁王門 9:45
天王山登山口の、『宝積寺』。桜満開の三重塔 9:46
境内にて、良縁成就を・・“待宵の鐘” 9:46 桃山時代建立の三重塔(重文) 9:48
本堂前の桜・・
京都・嵯峨野から移植・・きれい 9:51
案内に沿って、左折 9:53

宝積寺から、山道の登り。 ジグザグではあるが、石道で整備されている。 秀吉が、山崎合戦後、山頂に築城したためであろうか。 途中、展望台や鳥居下など、絵図付の歴史解説が。堺屋太一さんが書いているので、ポイントがわかりやすく、本能寺変後の歴史の世界に浸る。 『戦いは、山中ではなく、湿地だったこと』 『秀吉が旗立松に軍旗を掲げ、自軍を鼓舞したこと』 ・・・知っていました? 道を進めば、竹林が現れ、幕末維新の“十七烈士の墓”、鎌倉時代の校倉造りの神輿庫(みこしくら)のある酒解神社。やがて、天王山・山頂 
まずは、山腹を歩いていく 9:54 削られた岩道を、登っていく。 
だんだん登りがきつくなる 9:57
明るい陽射しの中を、登っていく 10:01 歴史説明・『秀吉の中国大返し』 
・・わかりやすい! (展望台・公園) 10:08
山崎聖天からの道と合流。
酒解神社へ向う 10:16
酒解神社・鳥居。右は山崎合戦で秀吉が樹上に
軍旗を掲げ一気に攻めたという、旗立松 10:20
旗立松・展望台付近。山崎合戦鳥瞰図に見入る 10:25
歴史説明・『天下分け目の天王山』 
(酒解神社・鳥居下) 10:26
歴史説明・『頼みの諸将来たらず』 
(酒解神社・鳥居下) 10:29
酒解神社・鳥居から登っていく。 
竹林の緑が綺麗 10:32
竹林の道。 
左・十七烈士の墓へ、回り道 10:34
幕末維新・・真木和泉守など十七烈士の墓 10:36 酒解神社に入る 10:38
道の傍に、酒解神社の三社宮が 10:38 歴史説明・『明智光秀の最期』 
(酒解神社・境内) 10:38
酒解神社・境内。
 左が、鎌倉期の神輿庫 10:41
酒解神社を過ぎ、竹レールに
沿って、登っていく 10:46
分岐。 左が、天王山・山頂 10:47 ここを一登りで、天王山・山頂 10:50

天王山山頂から、分岐へ戻るべきところ、山城の井戸跡から竹林に入り、うろうろ。手入れされた竹林は、さすが産地だけのことはある。 柳谷に向う雑木林から、分岐して尾根道を、十万山(304m)に。 三等三角点のある山頂で昼食。また分岐へ戻る。 下りを進み、車道へ。すぐ山道に入り、府道を左折すれば楊谷寺。 ところどころに咲くミツバツツジのピンクが美しい。
歴史説明・『秀吉の天下人への道は、ここから始まった』 
(天王山・山頂) 10:51 
天王山・山頂 10:55
天王山城・井戸跡 10:58 天王山・山頂下には、みごとな竹林 
(道を間違って竹林へ侵入) 11:00
天王山・山頂を過ぎ、竹林とヒノキの道を行く 
11:09
雑木林の道を歩く。 
まえに、地図読みチームが。 11:21
十万山・分岐。 左折 11:29 十万山へ向って尾根道を歩く 。 11:35
十万山・山頂(304.4m)  三等三角点 11:39 十万山・山頂には、木製の方位柱が・・・ 12:38
もとの道に戻り、柳谷方面に進む 12:50 田畑に到着。 車道に 13:05
車道を左折し、楊谷寺へ向う 13:20 “何もとらないでください”・・看板 13:21

眼病に霊験があるという、楊谷寺(柳谷観音)へ。 ゆっくりとしたお参りをし、観光竹林を横目に見ながら、府道・柳谷線をどんどん下る。  奥海印寺バス停へ着いたが、便少なく、阪急・長岡天神駅まで歩く。 長岡天満宮付近の桜がきれい。八条ケ池の“長岡京・桜まつり”も、今日が最終日だが、まだ満開!
京都・西山三山  楊谷寺 (ようこくじ) 13:26 楊谷寺(ようこくじ)は、眼病に霊験 13:30
眼病に霊験あるという楊谷寺(ようこくじ)境内風景 13:31
お火除けさま (楊谷寺・休憩所) 13:32 弘法大師が見つけ、眼病に霊験あるといわれる、
独鈷水(おこう水) 14:03
楊谷寺(ようこくじ)から、長岡天神に向って出発 
14:05
長岡天神に向け、府道柳谷線を下る。
竹林が現れる 14:26
府道柳谷線沿いは、竹林の産地。
きれいに手入れされている 14:31
長岡天神に向う。
途中、“柳谷”と書かれた神社石灯 15:00
道の右は、長岡天満宮 15:04 長岡天満宮の“山の池”沿いを歩く 15:05
見事にきれいなしだれ桜
(長岡天満宮・山の池付近・道沿い) 15:06
八条ケ池
(長岡天満宮、桜まつりも、今日が最終日) 15:10